歯が痛い(前編)

テキスト

歯が痛い。

去年から下の奥歯にヒビが入り冷たいものとかが滲みる日々だった。ヒビだけに。

少しずつ良くなってるような感覚があったので経過観察としていたのだが、10日前に火を噴いた。

もう何をしても痛い。痛み止めも効かない。

またこんなこともあるかもしれないし、そんな10日間の歯痛との死闘を備忘録として書き留めておきたい。

 

歯痛の始まり

8月も終わりに近づいた日曜日、24日のことである。夜突然右下の奥歯に稲妻が走った。いつもの滲みる感じとは違う、芯からくる痛み。いつもならすぐ引くのだが全く引かず、ズキズキとずーっと痛む。

ついには喋ることすらしんどくなり、痛すぎて涙が出てきた。

家にあったイブA錠(イブプロフェン)を飲んで寝た。あまり効果がない、死にそうなくらい痛いのが、すごい痛いになるくらい。もう寝付けても1時間程度で痛くて目が覚めてしまう。

とりあえず間隔を置いてイブA錠を飲みながら夜を明かした。

仕事なのにほとんど寝れなかった。

 

 

そして医者へ

とりあえず痛みと眠気を抱えたまま出社して、朝一番でかかりつけの歯医者に電話した。

以前から経過を診てもらってた歯が痛い旨を伝えると

歯医者「とりあえず現状確認のために来院してもらえますか?」

とのことだったので、すぐに行った。

もう仕事をすべてほっぽり出して、ミーティングもあったけどなんも言わないで会社から出発した。歯痛改善の方が大事。死活問題。

ああ、これで良くなるとここまでは思ってました。

歯医者につくと衛生士さんが診てくれて、

衛生士「あー、これは痛いですよね。あー、大変だ。」

ふぇい「そうなんです、すごい痛いです。」

衛生士「ちょっと今日は医師の治療枠が空いてないので最短でいつ治療できるか確認しますね………。えっと最短で9月3日ですね(ニッコリ)」

ん、今日は25日。え、10日後ってこと?

眩しい笑顔に騙されるところだった。

ふ「もう少し早くなんとかなりませんか?結構しんどくて。昨日もあんまり寝れなかったんです。」

衛「ちょっとむずかしくて…、痛み止めを処方しますのでとりあえず痛み止めを飲みながらお待ちいただきたいのですが。」

ふ「…わかりました。がんばってみます。」

ボルタレンが5日分処方された。

予約10日後なのになぜ5日分…。

しかし、この歯医者はとてもいい医師がいて、自分の人生の中では間違いなくNo.1歯医者だったので、下手なとこ行くよりここで治療してもらいたい気持ちが強かった。

こういう患者が多いから混んでるんだろうな。

だから10日後にもなっちゃうよな。

とか考えながら車の中でボルタレンを飲んだ。

効くといいな。

社用スマホを確認する、課長から着信3件。

もう帰りたい。

 

 

救世主ボルタレン

効いた。

劇的によくなった。気にならないくらいになった。

ミーティングから逃げたこと怒られたけど、午後から元気に働けた。

 

強い薬だから痛み落ち着いてたら飲まないでくださいと言われていたので、昼以降飲んでなかった。

 

これなら10日待てる、いける!

と思って夕飯も普通に晩酌しながら食べた。

 

それからしばらくした21:30頃。

歯痛は突然帰ってきた。

僕の淡い期待をこれでもかと打ち砕くハンパない痛み。

急いでボルタレンを飲んだ。

なんかネット見ると効くのに30分〜60分くらいかかるとある。

なかなかすぐにはよくならない。

布団に潜り込んで悶え苦しんでいるといつの間にか寝ていたようで朝になっていた。

寝不足もあったし、ボルタレンも効いて眠れたんだろう。

しかしよく寝れてない感はすごかった。

まあでも寝れた。

よかった。

そこから僕は学んだ。

スラムダンクを擦り続けるアルカナトイズとして、しっかり伝えたい。

山王工業の河田が言っていた。

「赤坊主(歯痛)は跳ばしちゃダメなんだ。跳ばさない事がまず第一で、ボールを取るのはそれからでいい。」

僕はポール(野辺)並に、

「おお」

と心に刻んだ。

 

ボルタレンを間隔をあけて飲み続けることにした。 

そして、27日から3日間静岡出張が入っている。この状態で乗り切ることができるのか…。

後編へ続く。

ふぇい

(キムラ談)社会人早々に結婚して、まもなく結婚20周年。2児の父。順風満帆すぎて、刺激がたりず変なサイトに付き合わされる羽目になった。体重の増減がはげしい。

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